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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

秋田の入浴事故、交通事故の5倍!その6割は厳冬期に発生!

2016年2月23日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 窓断熱

コラムカテゴリ:住宅・建物

これはYahooニュースで見た読売新聞の記事タイトルです。
ついに一般紙でも、急激な血圧変動で起こる入浴事故が頻繁に取り上げられるようになってきました。
それだけ、この問題は大きいということですね。


【外国の話です】

この問題は北国に限ったことではありません。たまたま秋田県の消防グループがデータを公表したので、このタイトルとなりましたが、冬場にヒートショックで倒れ救急搬送される数が一番多いのは香川県、次いで兵庫県、3番目が滋賀県というデータがあります。
救急搬送が一番少ないのは北海道です。
世界で見ても、血圧変動が原因の死亡は、スペインやポルトガルの方が、カナダよりもはるかに多いのです。


【日本の話です】

温暖な地域の死亡事故が多い原因は、(その油断からくる?)家の中の寒さです。
北海道やカナダは、家の中は暖かいのです。
日本人はそろそろ「寒い方が身体が丈夫になる」「寒さに耐えると我慢強くなる」といった根性論を卒業しなければなりません。
確かに日本は世界屈指の長寿国ですが、寝たきり年数や要介護年数が長いのも、世界屈指なのです。


【ナイス株式会社の本社です】

先日、横浜市にあるナイス株式会社のスマートウェルネスパビリオンを見学してきました。
昨年11月にオープンしたナイス本社、横浜市、慶応大学の3者が運営しています。
断熱と健康の関係を体感する実験施設がとても充実している日本でも初めての施設です。
一番興味を引いたのは、血圧が被験者の年齢によって大きく変わるということです。

無断熱の部屋と断熱した部屋で約1時間、滞在した時にこんなことが起こりました。
① 無断熱の部屋に20代の人は1時間いても、血圧は変わらなかった。
② 無断熱の部屋に50代の人が1時間いたら、血圧が20㎜hgも上昇した。
  わずか10分で足が寒くてかなわないと、部屋を飛び出した50代もいた。


【スマートウェルネス体感パビリオン】

床・壁・天井を断熱、窓も樹脂にした部屋では、このようなことは起こらなかった。
このパビリオンは、ナイス本社の敷地内にあります。2つの戸建モデルルームもあります。
JR鶴見駅、京急鶴見駅から歩いてもすぐです。既に地元の小中学校の社会見学コースになっていて、小学生の教科書にも取り入れられる話が具体化しています。
皆様も、横浜市に行く機会があれば是非立ち寄るべきだと思います。


【木製内窓、杉の置き床生活でリフォームされた高断熱マンション】

家の断熱をしなければならないのは、温暖地に住んでいるあなたなのですよ。

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