マンションの押入、クローゼット改造!
市販されている家具のサイズは基本的に戸建寸法だということをご存知ですか?
大きなショールームで見る家具は、あまり大きく見えません。
でも、わが家に搬入されてみてこんなに大きかったのかと思う経験をされた方も少なからずいらっしゃるはずです。薄型テレビもそうですね。ショールームには壁がないからです。
【42インチTV対応です】
昔から日本人は畳の大きさで部屋の広さをイメージできました。だから、今でも洋室を〇帖と呼ぶのです。畳のサイズは、京間・中京間・江戸間・団地間の4種類が有名ですが、マンションには戸建で言うサイズの概念は当てはまりません。
【スライド式の扉にしました】
マンションで家具を検討するときは以下の3点が重要です。
① 壁面の横幅を正確に測る。
多分、右の壁と左の壁の奥行が違います。幅木の存在と出幅も確認してください。
② 天井部に梁があれば、その高さと出幅を測る。
戸建になくてマンションにあるのが梁です。同じ室内でも出幅が異なることがよくあります。
③ 壁からコンセントプレート・カーテンレール端の寸法を測る。
家具を置いたらコンセントが隠れて難儀した話をよく聞きます。オーダー家具でも家具の奥行は壁からコンセントプレートの寸法で調整します。カーテンレールは扉の開き具合に関係します。
【色んな板目柄のポリ合板があります】
最後に、自分の室内の立ち位置に合わせて家具を見つめてください。
ショールームより広い家はないと思います。
家具から何メートルの位置にソファや食卓があるかを把握してほしいのです。
家具には存在感というか圧迫感があります。濃い色になればなるほどそれは強くなります。
マンションに限っていうと、大きいことはよいことではありません。
狭さを増幅することになりかねません。目先の収納量の多さに惑わされないようにしてください。
【テレビ台の後ろは配線で一杯になりますよ】
テレビ付近は、ケーブルテレビや色んな録画機、ゲーム機器等の配線が山ほどあるのが普通です。
コンセントの位置と距離を測っておいて予め5口コンセントの延長コードなどを仕込めるように準備しておきましょう。
【吊り戸のスライド扉です】
この家具は正面からの圧迫感を緩和するためにTV台の上は空間にしました。
開き戸にするとカーテンボックスに当るのでスライド扉にしました。
扉を軽くするためにガラスは入れずにポリカーボネートにしました。
弾力性があるので子供さんが何かで叩いても割れる心配がありません。
色柄は、もともとあるチーク材ソファの木枠に合わせて見本帳から選びました。
種類が多すぎて選ぶのが大変でしたが。お蔭様でばっちりです。
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