波型の壁？実は、玄関収納！（マンション用オーダー収納家具　Part3）

2013年8月13日公開 / 2020年4月24日更新

テーマ：マンション　収納家具

コラムカテゴリ：住宅・建物

【一見、おしゃれな壁にしか見えません】

マンションの玄関は狭くて暗い…でも、家族の靴や傘をしまうには大容量の玄関収納が欲しい。
このようなお考えをお持ちの方がたくさんいます。多いのは、真ん中を開けた上下に収納庫があるパターンですが、収納量が少なく、上の靴が取り出しにくいのです。

マンションの玄関は狭いので何人か続けて出入りする場合は、てきぱきと取り出せるほうが良いのです。
そうすると、中段付近に収納棚が多い方が有効です。

【左端は傘フックが中についています】

マンションの玄関を狭く見せずに大容量を確保するには、床と天井を開けることです。
玄関タタキから約30cm上げるだけでずいぶん雰囲気が変わります。
今回は、下にLED照明器具を仕込んでみました。

天井には梁がありましたので、高さはそこまでとしました。
天井部を広く確保することも狭く感じさせないコツです。

【手掛けなしのプッシュ式開閉扉です】

マンションの内玄関は人の行き違いもままならないほど狭い所が多いので、服を引っかけたりしないように手掛けをなくしました。表面はざらざらするモノは避けてすべりのよい塗装にしました。
壁の白い漆喰と同化させるために扉も白にしてできるだけ狭い玄関を広く感じるようにしました。

【内部は可動棚です】

靴1足あたりの面積は男性用と女性用でずいぶん変わります。
男性用1足の板に、向きを変えれば女性用の靴は2足置けることがありますが、女性にはブーツがあります。中を可動棚にしておけばどのようにでもなります。

【扉をつける前の状態です】

このように宙に浮かしたように玄関収納を付けるために、予め壁には合板を仕込んで置きました。
そうすれば、ビスがよく聞きますので少々の重量ではなんともありません。

森林浴生活は杉や桧などの無垢材を使って中古マンションをリフォームする会社です。
無垢材に塗装をすることもよくありますが、それは木目が感じられる程度の塗り具合です。

空間の狭さによっては、べったりと塗ってしまう方がよい場合があるのです。
手垢が目立ってきたら柔らかい消しゴムで消せばきれいに取れます。

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