「頑張ればできる」が苦しくなることもあります
「自分は何が得意なんだろう。」
「どんなことが苦手なんだろう。」
こうしたことを考えたことはありますか。
私たちは、自分のことを分かっているようで、意外と知らないものです。
障害福祉の現場でも、「何が苦手なのかは分かるけれど、どうすればうまくいくのか分からない」という声をよく耳にします。
だからこそ大切なのが、「自己理解」です。
自己理解とは、自分の苦手なことを知るだけではありません。
どんな環境なら安心できるのか。
どんな方法なら力を発揮できるのか。
どんなときに困りやすく、どんな工夫が自分に合っているのか。
そうした「自分らしい取扱説明書」を少しずつ作っていくことだと、私は考えています。
自己理解が深まると、自分に合った選択ができるようになります。
無理をして頑張り続けるのではなく、必要な支援を受ける。
苦手なことを一人で抱え込むのではなく、周囲に相談する。
得意なことを生かせる環境を選ぶ。
それは決して甘えではありません。
自分らしく暮らし、自分らしく働き続けるための大切な力です。
PiSTEJAPANでは、「できる・できない」で評価するのではなく、一人一人が自分自身を理解し、自分に合った生活や働き方を見つけられるよう支援しています。
自立とは、何でも一人でできるようになることではありません。
自分を知り、自分に合った方法を選びながら、自分らしい人生を歩んでいくこと。
私は、その土台となるのが「自己理解」だと考えています。
次回は、「『助けて』と言えることも、自立の一つです。」についてお伝えします。


