エンディングノートの話~遺された人へのメッセージ~

佐々木茂樹

佐々木茂樹

テーマ:エンディングノート ライフプラン

前回、「亡くなった時の保障」についてお伝えしたのですが、保障以外にも、遺された人のためにメッセージを残していいただきたく、今回は「エンディングノート」についてお伝えしたいと思います。

エンディングノートってご存知ですか?


エンディングノート表紙

「自分のこと」「思い出」「もしもの時に知らせてほしい方の住所録」「家族、友人等へのメッセージ」などから、「病気になった時どうするか」「葬儀・お墓について」「財産」等など・・
多岐にわたって、「もしもの時」のために残しておけるノートです。
(小さくてわかりにくいかもしれないのですが、下の画像はノートの内容です)


エンディングノート 葬儀・お墓のこと

エンディングノート 健康のこと

遺言書のような法的な強制力はないのですが、自由に書くことができるので、取り組みやすいと思いますよ。

新聞にも「エンディングノート」の記事が掲載されていて、関心が高まっていると書かれていました。

私自身も、エンディングノートはお客様や結婚する友人にプレゼントしたりしているのですが、実は昨年末から私の同級生が一人、妻の同級生が二人亡くなった、という話を聞き、あらためて最期の準備の重要性を感じました。

私事ではありますが・・
私の母が亡くなった時のこと。
葬儀やお墓などさまざまのことで非常に困りました。

母自身はどうしてほしかったんだろうなんてことを、兄弟や妻などと話合ったが、なかなか簡単には決まらない。

事前に聞いておくべきだったとは思ったりもしたけど、いざ病気になった時に死後の話などを聞くことなど出来ず、やはり元気なうちに聞いておくべきだった、と後悔をしても、先に立たず。

そんなときに、テレビにで取り上げられていた「エンディングノート」
なんだか重い感じのする名前だけど、このノートを手にして中を見てみると自分の生い立ちから始まって、今までのことを振り返る部分や死後のこと。
大病をしたり、介護状態になったりしたときにどうしてほしいか、などなど。
自分史を書く部分や、メッセージまで書ける部分があって自分が万が一あったときのために、元気なうちに書くべきだと思いました。

実際書き始めると、なかなか全てを埋めることができないんですよ。これがなかなか難しい。
今までの人生を振り返り、これからの自分を考えていると筆が進まないんですよね。

でも普段あまり考えないこととじっくり向き合えて、良い時間だと思います。
時間がある時に、自分のため、遺される人たちのために考えてみてはいかがでしょうか?


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佐々木茂樹
専門家

佐々木茂樹(ファイナンシャルプランナー)

ファイナンシャルサービス株式会社

長年にわたる保険業務の経験から保険の見直しを得意とするほか、道内のFPではまだ扱いが少ない住宅ローンに詳しく丁寧なサポートサービスに強み。

佐々木茂樹プロは北海道テレビ放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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