相続登記を放置すると、何が起きる?
「今の共有名義」より、「次の相続でどうなるか」
母と同居次男の共有名義、相続が発生すると長男も将来共有者になる可能性があります。
そのため、『誰が住み、誰が所有し、どう引き継ぐのか』を元気なうちに話し合っておくこと が、家族の負担を減らす大切な相続対策になります。
もちろん、共有名義にすること自体が悪いわけではありません。ただ、将来のことまで考えると、共有名義が大きな課題になる場合があります。
共有名義の不動産
共有名義の不動産は、何かを決めるたびに共有者全員の関係が必要になることがあるからです。
例えば、売却をしたい、建替えをしたい、大規模な修繕をしたいと考えても、共有者の意見が一致しなければ話が進まないことがあります。
相続直後は兄弟だけの共有でも、年月が経つと、その持分がさらに子どもへ相続され、共有者が増えていくことがあります。
共有名義の難しさ
実際に、「最初は兄弟3人だった共有名義が、次の相続で6人、さらにその次で10人近くになっていた」というケースがありました。
共有者の中には遠方に住んでいる方もおり、全員と連絡を取り、意見をまとめるだけでも大変な時間がかかりました。
また、「売却したい人」と「残したい人」で考え方が分かれ、話し合いが長引くこともあります。
不動産そのものに問題があるわけではなく、「誰がどう関わるか」が複雑になることが、共有名義の難しさなのです。
将来の管理や承継
共有名義を選ぶ際は、「今の公平さ」だけでなく、「将来の管理や承継」まで考えておくことが大切です。
もし、すでに共有名義になっている不動産がある場合は、共有者が誰なのか、今後どのように活用していきたいのかを一度整理してみてください。
相続対策は、税金の計算だけではありません。
将来、家族が困らずに不動産を扱える状態にしておくことも、大切な相続対策の一つだと感じています。
その小さな整理が、これからの安心につながるかもしれません。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視


