家族信託は「相続対策」ではなく「家族を守る対策」
ご自身やご家族に合った対策を選ぶこと
家族信託は便利な制度ですが、すべての方に必要というわけではありません。
大切なのは、「家族信託をすること」ではなく、「ご自身やご家族に合った対策を選ぶこと」です。
「万能な制度」はありません
家族信託は、財産の管理や運用を家族に任せる制度です。
そのため、認知症への備えや、不動産の管理などには大きな力を発揮します。しかし、財産の内容や家族構成によっては、遺言書だけで十分なケースや、成年後見制度を利用した方が安心なケースもあります。
制度にはそれぞれ役割があり、「万能な制度」はありません。
家族信託が必要だと思って来ました
例えば、賃貸アパートや駐車場など、日常的な管理が必要な不動産を所有されている方は、家族信託が役立つことがあります。
また、将来、自宅を売却して介護施設への入居費用に充てる可能性がある方も、元気なうちに準備しておくことで、ご家族の負担を軽減できる場合があります。
一方で、財産が預金中心で、「誰に何を相続させるか」を決めておきたいだけであれば、遺言書で十分なこともあります。
実際のご相談では、「家族信託が必要だと思って来ました」とお話しされる方でも、お話を伺うと別の方法が適していることは少なくありません。
家族信託は選択肢の一つ
制度ありきで考えるのではなく、「何を実現したいのか」という目的から考えることが重要です。
家族信託は選択肢の一つであり、遺言書や成年後見制度と組み合わせることで、より安心できる対策になることもあります。
相続対策に正解は一つではありません。ご家族の状況に合わせた方法を選ぶことが、将来の安心につながります。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎俊視


