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芝原晶子

工業系・技術系企業の海外向け事業を支える英語翻訳者

芝原晶子(しばはらあきこ) / 通訳・翻訳

AST Translation Service

コラム

ドバイへの女性一人旅で気を付けたほうがいいこと

2023年4月25日

テーマ:英語 通訳 翻訳 海外 異文化

コラムカテゴリ:ビジネス

Hello! もうすぐでゴールデンウイークですね。コロナ感染も収まってきたこともあり、海外旅行へ出かける方もいるかと思います。
そこで今日は、私がドバイ旅行で経験したり聞いたり見たりしたことを、旅行シーズン前にお話ししようと思います。

まず、ドバイへの旅行で一番気にしたのは服装です。国際都市(international city)ドバイとはいえイスラム教国。周辺のイスラム教国からドバイに来て働いている人がたくさんいます。例えば、タクシードライバーやツアーガイドのドライバーさんたち。私が現地で会った方は皆さんパキスタンから来ていました。パキスタンもイスラム教の国です。他にもインド人が多く働いていて、中にはイスラム教徒の人もいます。ですから、イスラム教の女性が肌を見せない服装をしている国で、どんな服装をしたらいいのだろう?と悩みました。

旅行前には、普通の服装(Tシャツにジーンズ)でも大丈夫だけど、体にぴったりしたものだと触られるという被害にあう、ということも聞いていました。イスラム教の女性はスカーフを被っているので認識しやすく、そういう女性には手を出さないが『外国人ならいいだろう』と考える男性も中にはいるようです。そこで私は肌を出さない服装にすることを決めました。マキシ丈ワンピースやユニクロの長袖エアリズムと膝下丈のワンピースにレギンス、お尻まで隠れるチュニックにパンツ、またいつでも髪の毛を隠せるように薄地のスカーフを首に巻く(そして首を隠す)、という恰好です。あと、サングラスと帽子。この二つは必須アイテムです。
 


また、日本でも聞いたことがあるくらい、イスラム教では男女別々の文化が有名です。モスクへの入口も男女別々、モスク内の礼拝所も男女別々、ご家庭によっては自宅で来客時にご飯を食べるのも男女別々、なんてこともあるようです。ドバイで有名なジュメイラモスクの見学の際には、何年も前にマレーシアで買ったスカーフを使用しました。これはマレーシアのイスラム教徒の女性が被っているスカーフです。髪の毛も首もすっぽり隠れます。ジュメイラモスクでもスカーフを借りられます。

また、スパイススーク(Spice Souq)で歩いていると、お店の男性店員さんに腕を掴まれてお店に入るよう勧誘されることがありました。触られそうまたは腕を掴まれそうになったら体をよける、それでもダメで最後の方は『触らないで!(Don't touch me!)』と私は言っていました。それに怯むような店員さんたちではなかったので、その後も彼らはめげずに腕を掴もうとしていましたが(私も負けずに触らないで!と言い続けました)、その様子を見て紳士的に対応してくれる店員さんもいて、私はその人のお店で買い物しました。

それから地下鉄。一番後ろの車両がいつでも女性専用車両です。私は友人夫婦と一緒だったので普通車両に乗りましたが、ほとんど乗客は男性で女性は同じ車両に数えるほどでした。男性と一緒に乗っている女性が数人。あとは観光客らしきグループ。恐らく女性だけの人や子供連れのお母さんたちは女性専用車両に乗っていたと思います。たまたまだったのかもしれませんが、私が利用した時はいつも普通車両の乗客はほとんど男性でした。

ドバイは非常に安全ですが、それでも日本のレベル程ではないと思います。女性一人で行く場合は、できるだけ現地での危険リスクを下げつつ、旅を楽しみたいですよね。このコラムがそういった方々のお役に立てれば嬉しく思います。Eid Mubarak!

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