出張が目白押しの3月
Good morning! 何だかすっきりしないお天気が続いていますね。
そんな中、昨日はかねてよりお客様が海外展開を考慮にした新しい技術について、群馬工業高等専門学校(群馬高専)の宮越教授にお話を伺ってきました。
すでにお客様が依頼した第1段階の実験は終了しており、その研究報告書が完成したので、海外展開支援前に詳細を教えていただくため、お客様から農学博士でもある宮越教授をご紹介いただきました。
新しい技術とは
近年、バナナの栽培において、パナマ病という病気による被害が深刻化しています。また、新パナマ病というのもあり、そちらの被害も深刻さを増しているとのこと。これを何とかしたいというお客様の情熱が技術革新を起こしました。
それは土壌を加熱処理することで、病原菌をほぼ防除することができるという発見です。
まだ一般的な微生物生存率評価試験結果だけなのですが、パナマ病の病原菌だけではなく他の植物病原性のカビにも効果がある一方で、腐植の形成に重要なバクテリアへの影響は小さいため、植物にとって良い土壌改良ができるのではないかとも言える副次効果も出ています。
今後の展開は
実際の土壌で具体的にどのくらい防除効果があるのかを第2段階の実験として準備を始めます。と同時に、フィールドリサーチも必要になります。つきましては、こちらの新しい技術のトライアルにご協力してくださる農家の方々がいらっしゃいましたら、こちらまでご連絡いただけると大変助かります。
群馬県のみならず、日本全国、そして世界中で安全・安心・簡単・低コストで土壌改良ができる、こちらの技術研究を普及したいと思っております。
そのためには皆様のご協力が必須です。どうぞよろしくお願い申し上げます。