筋膜のよじれの原因のヒントはいままでの人生の中に!【岐阜市の理学療法士のコラム】
岐阜市の筋膜専門整体スタジオ「THYME(たいむ)」代表理学療法士の小木曽です。
当スタジオでも提供させていただいている「自分でできる筋膜リリース体操」のポイントを解説!
知らずに行うより、知って行うことで運動の効果はアップします。
ラーニングリハビリをぜひ行ってみてください。
鶏肉を調理するとき、皮と肉の間にある透明な膜が筋膜です。
筋膜は多くのコラーゲンと少しのエラスチンでできています。
このコラーゲンとエラスチンがお互いに協力して、からだの緊張をコントロールしています。
コラーゲンが皮ベルト、エラスチンがゴムだと思ってください。
最初はゴムがびょーんと伸びて現在のコラーゲンの長さで止まります。
そのまま伸びを意識していると、次第にじわーっとコラーゲンが伸びだしてほぐれてきます。
からだの痛みや不調が筋膜の場合の特徴は、「痛いところが原因とは限らない」ことです。
10年前のケガ、20年前の捻挫、赤ちゃんの頃のトラブルかもしれません。
そのため、痛みや不調を感じているところに注目した体操を行うのではなく、常に全身の伸長を意識して行います。
筋膜リリース体操の基本は「伸び」です。
手の指先から足の指先までがそれぞれ遠くから糸で引っ張られているように全身を伸ばしていくことです。
より効率よく行うためにポーズがあります。
ポーズ自体は筋膜リリースの本でも確認できます。全身の伸長が意識できるようであればヨガやピラティスのポーズで応用しても大丈夫です。
当スタジオではおからだの症状に合わせ、お互いに影響しやすい筋膜のラインに沿って行います。ご興味がございましたら、ぜひご相談ください。
筋膜リリース体操を始めてから、コラーゲンが伸び始めるのは10秒程たってからです。
慣れるまでは20秒~30秒ほどから始め、慣れてきたら90秒~3分ほど(長くても5分まで)行ってみましょう。
ストレッチでも同じですが勢いをつけて行ったり、無理に伸ばしたり、痛みを我慢してまで行わないようにしましょう。
硬いところ、動きが悪いところを「伸ばす」のではなく「伸びるのを待つ」ようにしてください。
できれば少なくとも1日3回行いましょう。
リリース後は常温の水をコップ1~2杯ほど飲むことをおすすめします。
筋膜リリース体操を始めてから2週間ほどでからだの軽さが実感できるようになってくると思います。
正しい知識とトレーニングをこころがけて健康寿命の延伸を図っていきましょう!
当スタジオでもあなたのかかりつけ理学療法士が健康相談を承っております。
お気軽にご相談ください!