集中力は隣の生徒から伝染する。だから塾の自習室で勉強しろ。

加藤哲也

2019年7月5日

2021年2月18日

大学受験を控える高校生が毎日勉強しているのと同様に、私も、毎日午前中に以下の勉強をしてます。
●キクタンreading12000でリスニング
●国公立2次の英語長文を1題解く
●現代社会の教科書と資料集の精読
このコラムでは、自分の担当授業の予習で扱った、信州大学2次試験英語過去問の内容から、受験生に知ってほしい「勉強がはかどる場所」のことを紹介致します。

集中力を高める環境は、静寂な場所ではない。

「意識高い系」とも呼ばれるクリエイティブな仕事をする人が、おしゃれなカフェでMacbookを持ち込んで仕事をする話などを聞いたことがあるかもしれません。受験生の中にも、自宅の勉強部屋よりも、カフェやファミレスで勉強したほうがはかどるという人が一定数存在します。
実は「カフェは想像力を高める場所」ではなく「想像力の高い人が集まる場所」で有ることが、勉強がはかどる要因だと言われています。

誰かに見られてるとパフォーマンスが上がる。

自分ひとりでマイペースに勉強を続けるよりも、数人程度の「誰か」に見られている方が、良いパフォーマンスが出せるという研究結果があるそうです。つまり、自宅の勉強部屋だと静かに一人で集中できるかもしれませんが、それ以上に、誰かに見られていて、やや騒々しい音がある環境のほうがパフォーマンスが良くなるそうです。

集中力を高めるのは、隣で熱心に勉強する受験生。

喫茶店やカフェならどこでもいいわけではありません。カフェ勉強で良いパフォーマンスが出せるのは「そこに集まる人」が重要だそうです。仕事が出来そうな人が集まるカフェは、そこに集まる人達のやる気と集中力が、近くの他人に伝わって集中力を高める効果が生まれるらしいです。なお、隣の人がどんな仕事をしているかは、関係ないそうです。

【結論】受験生に置換えると、勉強するなら自習室がベスト。

上記の理論を大学受験生に当てはめるなら、受験生が最も良いパフォーマンスで勉強ができるのは「塾や学校の自習室」かもしれません。
周りのみんながどんな勉強をやっていようとも、隣の席の受験生から集中力とやる気をもらって、自分のパフォーマンスを高めることができます。また、誰かに見られている環境を作ることで、自分のパフォーマンスを高めることもできます。さらに、ペンでの書き込みや、ノートをめくる音など、ある程度の環境音があったほうが集中力が高まります。

自習室がベストであるポイントをまとめると、以下のとおりです。
●隣席の受験生からやる気をもらえる
●「誰かに見られる」効果でパフォーマンス向上
●無音より環境音がある方が集中力が高まる

大学受験の桔梗会では、これらの要素に加えて、

●パーティションで区切った自習ブース or オープンスペース　選択可
●カフェ風のゆるいJAZZを流して集中力UP
●参考書・赤本専用の大型書架があります。自由に使えます

など、大学受験生にとってよりよい環境を提供しています。

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