#2 「中間テスト。何をしたらいいの??」と困っている、高1生へ。
「生物基礎で、学校の問題集が全然解けない!!難しすぎる・・・。」
このコラムでは、当塾塾生から、もらった質問に答えてみたいと思います。
【ポイント】数学や化学基礎の知識が無いと解けない!!
大垣市内の普通科高校では、1年次に「物理基礎」と「生物基礎」を勉強するのが通例です。
実は、物理基礎には数学I 三角比の知識や数学Bベクトルの知識があった方が理解が圧倒的にスムーズな単元があります。また、生物基礎の中には、化学基礎の知識が無いと理解ができない問題がいくつかあります。
つまり、知っていれば楽になる知識が無いまま、無理矢理学習をさせられているがあるため、問題が解けないと悩む生徒が一定数出てくるのです。
本音を言えば、高3になってから、物理基礎や生物基礎は、学校の問題集をもう一度やり直すことをオススメします。意外とラクに内容が理解できます。
【激ムズ!!】それ、医学部問題だよ。期末テストに出ないよ。
学校の問題集の中には「応用問題」と称して、医学部医学科の試験問題をそのまま掲載している場合があります。
一例を紹介致します。
学校で購入する傍用問題集の中には、旧課程 生物II→新課程 生物基礎 に改編された単元がいくつか存在します。これらの単元は、旧来は、医学部や獣医学部の試験でしか扱われなかった単元です。そのため、大学入試の過去問では易しい問題が存在していません。学校からの宿題になっているからといって、これらの応用問題に手間と労力をかける必要はありません。
ハッキリ言いますが、初学者の高校1年生に、医学部問題はムリです。解ける難易度では無いです。
【加藤の結論】基礎・基本だけをわかりやすい参考書で復習!
困ったときに、教科書を頼ることもオススメしません。確かに、教科書には、必要なことは全て書いてあります。しかし、わかりやすく、丁寧にまとまっているわけではありません。教科書をベースにして内容を全て覚えることは、無駄が多いことです。また、生徒の中には、一生懸命教科書や問題集の文章をノートに書き写している生徒がいます。しかしそれは「学習」ではなく、無駄の多い「作業」です。直ちに、勉強の方法を以下のように変えましょう。
●問題集や参考書のまとめページを読む。ノートにまとめない。蛍光ペンを引くだけ
↓
●基礎例題を解く。すぐ答え合わせ。解説を読み込む。
↓
●対応する類題を解く。すぐに答え合わせ。理解ができたら次へ
一人で理解できないことは、詳しい解説が載っている、参考書などを頼ること。そして、詳しい人に質問して一つずつ解決することが最も効率の良い勉強です。そして、学習したことを、自力で何度も復習した方が、テストの得点に直結します。