#3 好印象を与える志望理由書を書くため、やるべき「2つ」のこと
前回コラムの中で、大学側が好みそうな志望理由書を書くためには、大学案内を読み込むことと、オープンキャンプスに参加することで好材料が得られる、と述べました。
【合格がもらえる志望理由書を作る】 #3 好印象を与える志望理由書を作る
このコラムでは、800字で志望理由書を作る際に、絶対に盛り込むべき内容を具体的に紹介します。
アナタは「大学で何を極めたいのか」を書く
アナタが大学へ進学したい理由は何でしょうか??その結論は「大学で特定の学問を究めること」で無くてはならないのです。
具体的に言えば、
*教職課程を履修し、中学校国語の指導方法を極めたい。
*中国語を極めて、日中間で貿易をする商社で働きたい。
*在宅看護・訪問看護のスペシャリストを目指す。
*地域政策を極めて、公務員を目指す。
*ガンの新薬研究をしたい。
*深海に潜って、新種の海洋生物の探索をしたい。
*プラスチックの新素材の開発をしたい。
*将棋でプロ棋士に勝てる人工知能の研究をしたい。
*ホンダのASIMOみたいな、人型ロボットの研究をしたい。
*オリンピック選手を育てるためのトレーニング方法を極めたい。
*甲子園出場ができる野球部の作り方を極めたい。
など、自分の志望する学部・学科で、入学後に何を極めたいのかを、かなり細かく、かつ具体的に書き起こしましょう。志望理由書の中で、自分の希望が明確に書けない受験生は、「進学に対する意欲が無い」と、大学側にみなされます。
どんな「きっかけ」で、極めたいと思ったか。エピソードを書く。
「きっかけ」は、自分の人生経験の中から、エピソードを探してみてください。
*親の仕事の後を継ぎたい。
*尊敬する人物になりたい。
「そんな、仰々しい経験なんて無いよ」という人は、ぜひ、オープンキャンパスでの体験を思い出して下さい。その時に、アナタが「この大学なら行きたいかも。」と、少しでも思ったことを深く掘り起こして、進学理由の動機にしましょう。
アナタの極めたいことは、受験する学部・学科で出来ますよね?
上記のことを志望理由に書く場合に、確認すべきことが有ります。それは「アナタの極めたいことが、出願予定の学部でできるかどうか」です。
前出のコラムにも書きましたが、どれだけ熱意を持って志望理由を述べても、「ウチの学部では、アナタのやりたいことは扱っていないよ」と言われれば、合格の見込みはありません。出願予定大学のことをあまり良く調べない受験生の中には、受験予定の学部・学科が、何を研究するところかを知らないまま出願する人も存在します。必ず、自分の希望と、大学でやっている研究内容が一致していないと、ダメだと覚えておきましょう。
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【合格がもらえる志望理由書を作る!!】シリーズ
#1 推薦・AO入試の志望理由書は志望大学へのラブレター
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1527/
#2 自分の都合ばかりではダメ。志望大学をわかって志望理由を書いている?
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1528/
#3 好印象を与える志望理由書を書くため、やるべき「2つ」のこと
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1529/
#4 アナタが、入学後に極めたいことを、細かく書けなきゃダメ。
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1530/
#5 卒業後、どんな人間になりたいかを書け!
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1531/
#6 志望理由書の失策は、面接試験で逆転できない
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1532/