#6 志望理由書の失策は、面接試験で逆転できない
前回コラムの中で、大学側が好みそうな志望理由書を書くためには、志望大学のことをよく調べて「相手の好み」を十分に把握しておく必要があると書きました。
【合格がもらえる志望理由書を作る】
#2 自分の都合ばかりではダメ。志望大学をわかって志望理由を書いている?
このコラムでは、「相手の好み」を見つけるために、アナタがやるべき「2つ」のことを、具体的に取り上げます。
その1 大学案内・大学ホームページを読み込む
志望理由書を書く前に、大学案内と入試要項は、必ずじっくり読み返して下さい。万が一、手元にない場合は、直ちに取り寄せの手続きをして下さい。アナタの出願先である、学部・学科の中から、最も興味がわき、入学後にやりたい研究内容を見つけましょう。見つけたら、パンフレットに付箋を貼っていつでも読み返せるようにしましょう。
また、大学のホームページも必ず見ておくことも必須です。大学案内と重複するかもしれませんが、より新鮮な情報を得ることが出来ます。志望理由書や面接時に、大学側に「この受験生はウチのことをよく調べて知ってるな」と好印象を与えられる材料になります。
その2 オープンキャンパスに「複数回」参加する
受験大学の好みを最も知れるチャンスは、「オープンキャンパス」です。
大学側は、オープンキャンパスで「こんな学生に来て欲しい」ということを、受験生に明確にアピールしています。オープンキャンパスに参加した時の印象から、「どうしても入学したい根拠」「4年間通いたい根拠」を志望理由書に盛り込むことで、なぜ受験を希望するかが明確になり、好印象を与える志望理由書になります。
また、私立大学の中には、入試課の職員から、具体的に推薦入試のポイントや、小論文試験や面接試験の攻略方法まで教えてくれるところまで有ります。オープンキャンパスに複数回行けば、より入試に役に立つ情報を手に入れることは間違いありません。
入試日までに何度も通うことも、好印象を与える
さらに、大学側は、オープンキャンパスや受験生向けのイベントへの参加者の情報を収集しているはずです。そして、推薦入試に出願したかどうかを統計にとっているはずです。少なくとも、推薦入試の当日までに、事前に何度も足を運んで、大学のことを知ろうとする受験生には、大学側は良い印象を持っているでしょう。
志望理由書には、自分の思いばかりを書くのではなく、自分であらゆる情報を得る努力をしたうえで、志望理由の根拠にすることが必須です。情報収集の努力は、志望理由書の内容を良くすることだけでなく、入学後の自分の大学生活にとっても、大きなプラスになりますよ。
---------------------
【合格がもらえる志望理由書を作る!!】シリーズ
#1 推薦・AO入試の志望理由書は志望大学へのラブレター
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1527/
#2 自分の都合ばかりではダメ。志望大学をわかって志望理由を書いている?
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1528/
#3 好印象を与える志望理由書を書くため、やるべき「2つ」のこと
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1529/
#4 アナタが、入学後に極めたいことを、細かく書けなきゃダメ。
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1530/
#5 卒業後、どんな人間になりたいかを書け!
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1531/
#6 志望理由書の失策は、面接試験で逆転できない
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1532/