#6 国公立大看護学部 小論文攻略 3つのポイント
一般入試「国語(現代文のみ)」は甘くない!!
四年生大学ではなく、看護・医療系の資格が取れる短大・専門学校などを一般受験する場合、入試科目が「国語(現代文のみ)」1科目を課す学校があります。
受験のプロの立場から、率直に言えば、これらの学校を受験する際に、最も対策が取りやすい試験科目は「生物基礎」「数学I」などの理数系科目です。出題範囲がせまく、難易度が易しいため、勉強したことがすぐに試験の得点に直結します。
一方で、最もつかみ所のない試験科目が「国語(現代文のみ)」なのかもしれません。
「現代文なんて、感覚でだいたい解ける」と奢るな!
・高校の現代文の授業は、私の入試に役に立っているのか分からない。
・現代文なんか、読めばだいたい分かる。・・・気がする。
・この問題が解けなかったのは、筆者と私の相性が悪いから・・・。
これらが、例年の現役生たちからよく聞かれる、入試現代文に対するイメージです。
そして、入試直前に過去問を少しだけ解いた受験生からよく聞かれる言葉が
「3年分解いたけど、出来るような出来ないような・・・。」です。
これは言い換えれば、入試問題に対する、具体的な攻略戦術が作れていない証拠です。
国語(現代文)は、英単語・英文法や日本史のように、暗記事項が明確ではありません。そして、数学のように、問題集での反復練習が効果的かも明確ではありません。受験生が独力で、受験勉強を使用とするときに、最も疎かになりやすく、最も勉強法がわかりにくい科目だといえるでしょう。
「大学入試じゃないし現代文のみだから簡単」とナメるな!
大学入試の評論文は、広い一般教養を持ったうえで、大学入試向けの読解訓練ができていれば、どんな問題でも解答に迷わなくなります。
しかしながら、看護医療系学校の現代文は、最近の医療・福祉問題をテーマとして扱い、さらに、医療倫理や社会問題についての知識を問う、評論問題が中心です。現代文(評論)の難易度は、決して易しくはありません。4年生の私大の中には、ずっとやさしい試験問題を出す大学がいくらでもあります。
逆に捕らえれば、「出題されるテーマ」が限られているため、試験対策がしやすいという側面があります。
私大入試の「やや難現代文」や「現代社会」知識の補充が必要!!
看護医療系学校の入試で、現代文で合格点を取るためには、まず、医療・社会福祉問題への興味関心を持ち、知識を増やすことが重要です。高校の現代社会・家庭科・保健の資料集を見直すことで、かなり多くの知識が習得できます。
その上で、大学入試のプロに入試現代文対策を受けることが最も効果的です。筆者の主張を論理的に読み込み、正確な解答を導く方法を指導してもらうことがベストではないでしょうか。
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【看護師になりたい!!合格ストラテジー】
#1看護学部へ進学したい!文系・理系どちらを選択するのか。
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1359/
#2 看護学部へ行くなら「理系」という、進路指導には理由がある
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1360/
#3 看護・医療系学校の入試「生物基礎」は易しい
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1222/
#4 看護・医療系学校の入試「数学I」も易しい
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1249/
#5 看護・医療系学校の入試「現代文」は難しい
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1221/
EX 【合格実績2017】速報!! 岐阜県立看護大学 センター利用推薦入試 合格!!
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1768/