がんに匹敵する都民病?
満面の笑みは最良の笑顔ではない?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「満面の笑みは最良の笑顔ではない?」という報告です。
良い笑顔だと相手に感じてもらうためには、満面の笑みではなく「控え目」かつ左右対称に笑みを浮かべると効果的だという研究結果が、米ミネソタ大学の研究者らにより報告された。同氏らは写実的な表情の3Dアニメーション・モデルを用いて、顔面再建を専門とする形成外科医の監修のもと、口角の上げ方、口の広げ方、歯を見せる量をさまざまに変化させた笑顔のパターンを作成した。これらのアニメーションを地域住民のボランティア802人に見せ、「良い笑顔に見えるかどうか」を5段階評価してもらったほか、「心からの表情に見えるか」「好ましいと感じるか」などについても回答してもらい、集計した。
その結果、歯を見せる量が多く、口を横に大きく拡げる笑顔は、「あまり良い笑顔ではない」「心からの表情ではない」「好ましく感じない」と評価される傾向があった。口角の上げ方と口の広げ方、歯を見せる量のバランスが適度に取れているときに最も高い評価を得られることが明らかになった。また、左右対称に笑みを浮かべると、左右で動きのタイミングがずれている場合に比べて評価が高くなることも分かった。
同氏らは今回の結果について、「脳卒中などの疾患により表情筋の動きに問題を抱える患者において、顔面神経の動的再建術やリハビリテーションを行う際に役立つ可能性がある」と述べている。
やはり、満面の笑みはどうしても作り物感があるように感じられるのでしょうか?笑った本人にも好影響を及ぶすのは言うまでもありませんが、最近の研究では笑いはその周辺の人達にも良い影響を及ぼすようです。満面の笑みのようなある意味、作り笑いではなくて自然な笑みを出来る様に日常生活でも心がけたいものです。
当クリニックに飛来した第2陣のツバメ。いつまでも雛が顔を出さないのでどうしたのだろうと思っていましたが、まだ子育ては継続中のようです!