低カロリー飲料は健康に悪い？

おはようございます。さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「低カロリー飲料は健康に悪い？」という報告です。
健康のためのダイエットの一環で、人工甘味料入り飲料（ASB）の摂取を促進するべきではない。むしろ同飲料が健康や環境に及ぼす潜在的影響について幅広い文脈で話し合う必要がある。
これを提唱しているのはインペリアル・カレッジ・ロンドン（英国）、サンパウロ大学、ペロタス連邦大学（両校ともブラジル）の学者らである。同学者らは最近、甘味料入り飲料に関する最近の研究と施策に関する新しい論文を発表した。同論文によると、減量したいまたは糖類摂取量を控えたい一般消費者はASBをより健康的な選択肢と見なしていることがあるが、この考え方は正しくない可能性があるという。
　別の研究者は次のように述べている。「“低カロリー”飲料は無糖であるため、より健康的であり、甘味料入り飲料の代わりに摂取すれば必ず減量できるというのが食品業界のマーケティングに影響を受けた一般的な考え方です。しかし、この点を裏付ける確固たる証拠は見つかりませんでした」体重増加におけるASBの役割について直接的な証拠はなかったものの、ASBは「代償機序」を誘発して甘味受容体を刺激する可能性があり、これが「論理的には食欲亢進させ得る」という懸念が長年にわたり存在している、と著者らは述べた。
確かに低カロリー飲料なら大丈夫というように思っている方は少なからずいるのかも知れませんが、所詮は低カロリーな訳で減量に繋がると考えるのはどう考えても早計である事は明らかですね（笑）　
　　　　　　　
　　　　　
　　　　　　　昨朝の通勤路での光景。こんな雪の中でも冬鳥は凜と立っていました！