暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「毎食後の歯磨きで生活習慣病予防?」という報告です。
歯磨き頻度と生活習慣病の関連について調査したところ、毎食後の歯磨きが男性での糖尿病と女性での脂質異常症の発症を有意に抑制することがわかった。聖路加国際病院における5年間の後ろ向きコホート研究の結果を、虎の門病院の桑原 政成氏らが報告した。歯磨きは心血管疾患発症の危険因子を減少させるために有益と考えられる。著者らは以前の研究で歯磨きと糖尿病と脂質異常症の関連を報告しているが、今回、歯磨き頻度の低さが糖尿病および脂質異常症の独立した危険因子であるかどうかを検討した。
本研究は、2004年と2009年に年次健康診断を受け、2004年時点で30~85歳の人を調査した。歯磨きの頻度が「毎食後」「少なくとも1日1回」「1日1回未満」の3群における2004年から2009年の糖尿病、脂質異常症、高血圧症、高尿酸血症の累積発症率を比較した。さらに、「毎食後磨く」群と「毎食後は磨かない」群の2群間で、年齢、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症の調整後に、糖尿病と脂質異常症の発症リスクの男女別の危険率を算出した。
主な結果は以下のとおり。
・2004年と2009年の間の累積発症率は、糖尿病が318人(2.5%)、脂質異常症が1,454人(18.3%)、高血圧症が1,108人(10.6%)、高尿酸血症が489人(4.4%)であった。
・「毎食後磨く」群に比べて、「毎食後は磨かない」群では男性の糖尿病発症(危険率1.43倍)、女性の脂質異常症発症(危険率1.18倍)の危険が有意に高かった。
近年は歯周病と生活習慣病との関連も指摘されていますが、歯磨き...重要な様ですね!
いつも通勤路の桜並木もすっかり葉が落ち、冬景色に突入です!