電子たばこはやはり、危険？

おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「電子たばこはやはり、危険？」という報告です。
　呼吸器内科医の3分の2以上は電子たばこが有害であると考え、ほぼ4分の3は毎日の使用が安全ではないと感じている。アメリカ胸部医学会の会員773人を対象に行われた調査では、認可された禁煙治療の効果と電子たばこの効果は同程度であるという意見を持つ医師は13%にすぎなかった。半数以上がこの意見に同意せず、禁煙の初期の試みとして電子たばこを使用するべきであると考えている医師は11%にすぎなかった。
　毎日の喫煙で通常のたばこから電子たばこに切り替えることによって患者の健康が改善すると考えている医師は20%強であった。しかし、医師の6%は電子たばこが通常のたばこよりも有害であると考えていた。電子たばこについて意見を患者から求められたことのある医師が84%にのぼる状況で、この研究結果が発表された。医師のほぼ2人に1人は、自身の患者の少なくとも10%が電子たばこを使用していると報告した。
　本研究主任の医師は次のように述べた。「電子たばこ製品に関するデータは限られており、電子たばこメーカーは矛盾する推奨事項を提供している可能性があります。この点は、従来の喫煙と比較した電子たばこのリスク、メリット、相対的な有害性について、より徹底的な調査が必要であることを浮き彫りにしています」