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定期的な運動の価値はどのくらい?

佐藤浩明

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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「定期的な運動の価値はどのくらい?」という報告です。
 定期的な運動習慣をもつことにより、心疾患のある平均的な成人患者では年間2,500ドル(約25万5,000円)、心疾患のない健康な人でも年間約500ドル(約5万1,000円)、医療費を節約できることがわかった。
 研究を実施した米バプテスト・ヘルス・サウス・フロリダの研究者らは、18歳以上の米国人2万6,000人超の2012年のデータを追跡した。心疾患患者の約3分の1、および心疾患のない人の半数は、標準ガイドラインでの中等度~強度の週間運動量を満たしていると回答した。
 意外なことではないが、全体的にみると、心疾患患者では医療費が多くかかっていた。しかし、推奨運動量を満たしていた心疾患患者のほうが、満たしていなかった患者よりも年間医療費は平均2,500ドル少なかった。また、心疾患のない人や心疾患のリスク因子が1つだけの人でも、運動をしていれば年間医療費が約500ドル少なくなることがわかった。
 同氏は、「適切な身体活動は、疾患リスクや医療費を低減するための最良の薬ということだ。心疾患や脳卒中と診断された患者などのハイリスク群であっても、定期的に運動していれば、入院や救急科受診、処方薬を必要とするリスクがはるかに低いことがわかった」と述べ、活動量の低い心疾患患者のうち20%が運動目標を達成すれば、米国の医療費を年間数十億ドル節約できると推定している。
 米国心臓協会(AHA)では現在、中等度の有酸素運動(早歩き・大掃除など)を30分・週5日、または強度の有酸素運動(ランニングやエアロビクスなど)を25分・週3日、もしくはその2つを組み合わせることを勧めている。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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