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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「自動車運転時のポケモンGOの危険?」という報告です。
スマートフォンのゲーム「ポケモンGO」が、自動車ドライバーの注意力低下の要因となっていることが報告された。研究を率いた米サンディエゴ州立大学の研究者によると、ポケモンGO関連のツイッターの投稿を分析した結果、憂慮すべき数のプレイヤーが車の中や交通量の多い場所でこのゲームをプレイしていることが判明した。また、同ゲームに起因する自動車事故は、7月の10日間で少なくとも14件以上発生していることもわかった。
ポケモンGOは、スマートフォンを用いて現実世界のさまざまな場所でポケモンと呼ばれるデータ上の生き物を探す「拡張現実」ゲーム。価値の高いポケモンをコレクションに加えるには、あちこち歩き回る必要があるため、運動不足の人が体を動かすきっかけになるとして保健当局からは称賛を受けている。
しかし、7月の10日間に無作為抽出した4,000件のツイッターの投稿を検討した結果、3分の1の投稿が、ドライバー(約18%)、同乗者(11%)、歩行者(4%)がポケモンGOにより注意散漫になっていることを示唆するものであった。
ポケモンGOのターゲット層である16~24歳では、死亡原因の首位は自動車事故であると同氏は指摘する。米国自動車協会(AAA)によると、若いドライバーは注意散漫になりやすく、この年代による交通事故の59%は6秒以内の注意散漫に伴い生じている。
同氏は、「ゲームやスマートフォンの製造者は、自動車での移動中や赤信号での停車中、さらには車道の近くや駐車場においても、こうした拡張現実ゲームのプレイを制限する対策を取る必要がある」と述べている。