暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「長生きしても認知症にならないためには?」という報告です。
平均寿命が上昇し続けている現代社会において、晩年の認知機能低下や認知症を予防することができる修正可能なライフスタイルの要因を特定することは、老後の生活の質を維持するうえで重要である。英国・ノッティンガム大学の研究者らは、将来の認知症や認知機能障害のリスクと認知余暇活動について解析を行った。
今回、同定された論文のデータで5件の解析が行われた。認知症や健忘型軽度認知機能障害(aMCI)、軽度認知機能障害(MCI)、認知機能低下を含む認知機能障害にグループ分けし、検討を行った。
主な結果は以下のとおり。
・5件中4件の解析で、認知余暇活動への参加と認知障害(危険率0.69倍)や認知症(危険率0.58倍)のリスク低下に有意な関連が認められた。
・精神的に刺激する認知余暇活動は以下のさまざまな要因と関連していた。
晩年の認知機能、良好な記憶、処理速度、実行機能、全体的な認知機能低下の少な さ、言語
・活動は、認知機能低下速度を減少させることが示唆された。
著者らは「認知刺激余暇活動への参加は、将来の認知症や認知機能障害リスク低下に寄与するとの報告が増加している。政府や保健サービスによる1次予防戦略にとって、生涯を通じたこのような活動に参加することは、重要な焦点であると考えられる」としている。