暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「やはり、肥満には注意が必要?」という報告です。
2014年度の特定健診受診者では、非肥満者に比べて肥満者では「血圧」や「脂質」、「血糖」などの健診検査値が高リスクで、かつ複数のリスク項目を保有する患者の割合が高く、健康状態が悪いことが、健康保険組合連合会(健保連)の調査でわかった。
調査の対象は、2014年度の特定健診受診者326万4,499人(40~74歳)。健診データをもとに、「肥満」、「血圧」、「脂質」、「血糖」および「肝機能」の健診検査値の判定基準による該当者の分布状況から、健康状態を調査した。調査の結果、全対象者のうち36.9%が「肥満」に該当し、どの年齢層でも肥満が4割近くを占めていた。なお、「肥満」の判断基準は、内臓脂肪面積が100cm2以上またはBMI 25以上で、腹囲が男性では85cm以上、女性では90cm以上と定義された。
健診検査値によるリスク判定分布状況をみると、「基準値範囲内」の該当者は全体の約2割にとどまり、約8割は健診検査値になんらかのリスクを保有していた。「肥満」、「非肥満」別にみると、非肥満者では、血圧・脂質・血糖の3つの健診項目が「基準範囲内」である者が約半数を占めたが、肥満者では2割に満たなかった。また、生活習慣病治療薬を服用している割合は、非肥満者の13.3%に対し、肥満者では31.3%であった。また、肝機能を加えた4項目のリスク判定分布状況をみると、「受診勧奨基準値以上」の該当者は、非肥満者では39%だったのに対し、肥満者では65%と半数を超えていた。さらに、肥満者では、非肥満者に比べて、複数のリスク項目を保有する割合も高いこともわかった。