暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「ストレスで肌荒れはホント?」という報告です。
ポーラ・オルビスグループのディセンシアはこのほど、心理的ストレスが肌荒れにつながるメカニズムを解明した。ストレスがかかると体温が下がり、正常な角層を生み出す機能が鈍化するため肌のバリア機能が低下、慢性的に炎症を起こす状態になる。
敏感肌の原因としては、環境変化にともなう幼少期から持つアトピー因子の再発や、物理的刺激、季節の変わり目による角層の乱れが知られていた。今後、注目を集めるのは心理的ストレス。
ディセンシアで有職者女性約130人に「仕事や日々の生活にストレスを感じるか」「ストレスを感じると肌荒れを起こすか」を尋ねたところ、いずれも9割超が該当した。睡眠不足や年齢層にかかわらずストレスによる免疫力低下も合わせて指摘されている。
ポーラ研究所と共同でメカニズムを解明した。角層下の顆粒層内にあり、細胞間をつなぐタイトジャンクション(TJ)が正常な角層を生み出すとの知見を基にした。サーモグラフィーでストレスを加えた肌状態を分析すると、末梢神経の収縮による血行悪化、体温低下がみられた。そこからTJの不活性化につながり水分やカルシウムイオンが流出、肌のバリア機能が下がり炎症を起こしてコラーゲンを破壊、「枯れ肌」が進むという。