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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「スマホの長時間使用で若者たちに眼の異常多発?」という報告です。
スマートフォンの利用が、若者の眼の健康に悪影響をもたらしている可能性があることを、韓国・ソウル大学校の研究者らが715例の調査の結果、明らかにした。近年、スマートフォンの利用は激増しているが、携帯電話としての利用よりも、画面を見つめての利用時間のほうが長く、とくに眼の健康に有害作用をもたらす可能性が示唆されていた。
研究グループは、韓国3都市の青少年被験者715例から、構造化アンケートを用いてスマートフォン利用と眼精疲労関連の眼症状(かすみ、充血、視力障害、分泌物、炎症、流涙、かわき)の情報を集めて分析した。眼の健康について眼症状の数でスコア化し、評価した。
主な結果は以下のとおり。
・眼症状の有病率が高いほど、スマートフォン曝露がより大きかった。
・1日当たりのスマートフォン利用時間が長いほど、複数の眼症状を有する頻度が有意に高かった。
・短時間利用(1日2時間未満)と比べて、長時間利用/間欠的利用(1日2時間超/2時間以下を連続的)、および長時間利用/継続的利用(1日2時間超/2時間超を連続的)は、複数の眼症状と関連、危険率はそれぞれ、2.18倍、2.26倍であった。
・スマートフォン曝露期間が長年にわたるほど、複数眼症状を有する頻度はより高かった(危険率:3.05倍)。