暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「睡眠障害や胸痛も喘息の兆候?」という報告です。
喘鳴(喉がゼイゼイ、ヒューヒューと鳴ること)は、喘息の徴候だと広く知られている。しかし、喘息の症状として睡眠障害や持続的な咳がみられる場合もあることを知っている人はごく少数であることが、米国National Jewish Healthの調査でわかった。同センターは呼吸器疾患の専門病院。
「今回の知見から、多くの成人が喘息であることに気づかず、治療も受けていないことの一因を明らかにできる可能性がある」と同研究者らは話す。ただし、米国では毎年、成人の200人に1人が成人発症喘息と診断されているという。
同センターは18歳以上の1,000人超を対象に全米調査を行い、喘息の症状について尋ねた。その結果、息切れ(89%)や喘鳴(85%)などの一般的な喘息の徴候を知っている人は多かったが、あまり一般的でない症状になると、喘息の可能性がありうることを知っている人は少なかった。喘息の可能性がある症状として、「持続性の咳」を知っていた人はたった65%で、「胸痛」や「睡眠障害」を知っていた人は約半数に過ぎなかった。
同氏は、「喘息があっても気づいていない人は多い。成人患者では典型的な喘息症状がないことも多く、全ての症状が出るわけでもない。患者、さらにはおそらくプライマリケア医にとっても、こうした喘息症状は極めてまれだと感じられるだろうが、実際にはごく一般的にみられるものだ。そのため、診断や治療には専門医が必要となることも少なくない」と述べている。