暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「犬の散歩は健康に有用?」という報告です。
イヌの散歩は、60歳以上の人の中等度~強度の運動の全体量を増やし、過体重と医師受診の必要性を低減させるために役立つことが、米マイアミ大学の研究で示唆された。また、飼い主とペットの間にある強い感情的なつながりは、他の飼い主との接触を増加させ、社会的便益をもたらす可能性があるという。
同研究者らは、2012年に実施された健康と退職に関する調査(Health and Retirement Study:HRS)から、全米の状況を反映すると考えられる50歳以上の男女771人のデータを分析した。この研究は米国立加齢医学研究所(NIA)の資金提供を受けてミシガン大学で実施されたもの。
対象者の3分の1強(271人)が1頭以上のイヌを飼っていた。他の動物の飼育は考慮しなかった。イヌの飼い主には、「イヌを友人と考えているか」など、ペットとの「つながり」を調べる質問をし、さらに歩行の頻度と歩行に費やす時間を評価した。
その結果、イヌを飼うことは60歳以上における全般的な健康と直接的には関連しないものの、体重・肥満の指標であるBMIが低く、身体活動の制限が少なく、医師の受診頻度が少なく、日常的な運動量が多くなることと関連していた。
同氏は、「イヌの散歩には、人間とイヌの関係性という特徴があり、イヌが歩行習慣を続けるための動機になる。今回の研究は、イヌとの感情的なつながりが外に出て歩くうえで重要な役割を果たしうることを示している」と話す。