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高齢者ではコンピュータ使用時間の減少が認知症?

佐藤浩明

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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「高齢者ではコンピュータ使用時間の減少が認知症?」という報告です。
 高齢者では、自宅でのコンピュータ使用時間の短さがアルツハイマー病の初期徴候である可能性が、米オレゴン健康科学大学の研究で示唆されました。コンピュータを使用するには、注意・計画・記憶などの複数の脳機能が必要となる。高齢者がオンラインで過ごす時間が少ない理由はさまざまだが、同研究者らは、精神機能の低下がその1つである可能性を示唆している。
 今回の研究では、認知症やその他の思考・記憶障害の徴候がみられない65歳以上の男女を対象として、コンピュータの使用時間を記録し、海馬のMRI撮影を実施した。海馬は記憶に関して重要な脳領域であり、海馬の容積減少はアルツハイマー病の徴候としてよく知られている。その結果、自宅でのコンピュータ使用時間が1日あたり1時間長いと、海馬の容積は0.025%大きくなるという関連が認められたという。
 今回の研究はオンライン時間と精神機能の関連性を示したが、直接の因果関係は示していない。同氏らは、海馬の容積減少とコンピュータ使用時間の減少が将来の思考・記憶低下を予測するかどうかを調べるため、今回の被験者の追跡調査を行う予定だという。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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