暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「水分摂取増でダイエット?」という報告です。
普通の水道水が、最高のダイエット飲料になるかもしれない。普通の水の摂取量を1日1%増やすだけでも、糖分、塩分、飽和脂肪、コレステロールの1日摂取量も少し減少することが、米イリノイ大学の研究でわかった。
同研究者らは、米国政府が主導した研究に参加した成人1万8,311人の食習慣を検討した。対象者は、3~10日の間隔を空けた2日間に飲食したものを全て報告した。それぞれの日の報告に基づいて、食品からの水分摂取量と飲料からの水分摂取量の割合を算出した。紅茶とコーヒーは全水分摂取量に含めたが、普通の水とはみなさなかった。
普通の水の平均摂取量は、1日あたり平均4カップ強だった。しかし、普通の水の摂取量が1日あたり1~3カップ多い人では、1日のカロリー摂取量が68~205kcal少なく、塩分摂取量は78~235mg、糖分摂取量は5~18g弱、コレステロールの摂取量は最大21g少なかった。この水分摂取量を増やしたときの効用は、男性、若年~中年者で顕著だった。これは、こうした集団では1日のカロリー摂取量が多い傾向があることから説明がつく可能性があるという。
同研究者は、「カロリー摂取量を減らして食事を改善したければ、水を飲む量を増やすことを考えるといい。普通の水が食事に及ぼす影響は、人種・民族、学歴、収入、体重にかかわらず同様にみられた」と話している。