暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「歯磨きで生活習慣病予防?」という報告です。
生活習慣を考慮して、歯磨きの頻度の低さは、糖尿病や脂質異常症の高い有病率と関連することが、虎の門病院での研究で明らかになった。歯磨き習慣は、口腔衛生の改善だけでなく、全身性疾患の予防のために有益であると考えられる。
対象は、健康診断を受けた8万5,866人(男性:49.0%、平均47.0±11.5歳)。「毎食後」、「少なくとも1日1回」、「1日1回未満」の3群の基準に従って歯磨き習慣を調べた。
主な結果は以下のとおり。
・各心血管疾患リスク因子の有病率は以下であった(毎食後群、少なくとも1日1回群、1日1回未満群)。
高血圧症 (13.3%、17.9%、31.0%)
糖尿病 (3.1%、5.3%、17.4%)
脂質異常症 (29.0%、42.1%、60.3%)
高尿酸血症 (8.6%、17.5%、27.2%)
慢性腎臓病 (3.8%、3.1%、8.3%)
・「1日1回未満群」は、「毎食後群」よりも糖尿病(危険率2.03倍)および脂質異常症(危険率1.50倍)の有病率が有意に高かった。高血圧症、高尿酸血症、慢性腎臓病の有病率は、歯磨き頻度によって有意な差を認めなかった。