暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。今朝は「酸化した油から体を守るには?」という報告です。
不飽和脂肪酸は酸化しやすいため、生体に対し悪影響を 及ぼし、動脈硬化や認知症の発症原因の一つになると 考えられていますが、どうすれば脂質を酸化から守り、 疾患を防ぐことができるでしょうか?
食品中に含まれる油を酸化させないために、いわゆる 抗酸化剤が添加されます。抗酸化剤で代表的なものは、 ビタミン Eで、ビタミン E のなかでも 抗酸化作用が強いαトコフェロールは、食用油、特に ひまわり油、米ぬか油、サフラワー油に多く含まれます。このほかにもビタミン A、ビタミン C、ポリフェノール類などが天然 の抗酸化成分です。
生体内にも予防的に抗酸化作用を発揮する SOD、カタラ ーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼといった抗酸化 酵素が存在します。またビリルビンや尿酸、CoQ10 も生体 内に存在する抗酸化物質です。更に、食品中に含まれる 上記成分も体内に吸収されて抗酸化作用を発揮します。
DHA は不飽和脂肪酸であり酸化しやすい脂質です。 しかし生体内では DHA は n-6 系脂肪酸よりも安定であり、 脂質酸化を受けにくく、むしろ活性酸素を消去する物質 として働くことで、過酸化脂質を低下させるという報告 があります。
ビタミン C はビタミン E とともに存在することで抗酸 化作用をより発揮することはよく知られていますが、 ある種のポリフェノールが存在することで更に抗酸化 作用は強化されます。例えば、フランス海岸松樹皮エキ スと呼ばれている成分は、SOD、グルタチオンペルオキシ ダーゼ、カタラーゼの発現量を増やし、また抗酸化成分の働きを維持する作用があります。