暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「便秘を解消するには?」という報告です。
米国消化器学会(AGA)は慢性便秘の管理に関する患者向けガイドを発表しました。
便秘とは排便回数が3回/週未満の状態と定義される。この状態が3カ月以上続く場合を慢性便秘といい、米国では成人の約16%、60歳以上の3分の1が慢性便秘を経験している。主な症状は、排便時のいきみ、残便感、排便に時間がかかる、硬便、肛門裂傷、腹痛、腹部の膨満や不快感などで、短期間の便秘を来す人は多く、AGAは受診や投薬なしに便秘を解消するヒントを次のように紹介している。
【受診や投薬なしに便秘を解消するヒント】
•全粒穀物、果物、野菜など繊維の多い食品を摂る。
•速足で歩く、自転車に乗る、芝生を刈るなどの中等度の運動を実践す
る。週に最低2時間半の運動を推奨。
•水分を多く摂る。女性は1日最低9杯、男性は最低13杯。
•便意は食後に起こりやすいので、食後の排便時間を確保する。
•便意を我慢しない。
AGAでは、上記の対処によっても便秘が悪化する場合、または3週間以上に継続する場合は、消化器科医の受診を勧めています。