暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「高齢者の低体温症に注意!」という報告です。
寒さに対する反応は、年齢、持病、飲んでいる薬に影響される可能性がある。そのため、とくに高齢者では、寒い時期に低体温症になる危険性が高い。米国立加齢研究所(NIA)は、中核体温が35℃未満となる低体温症の症状として、以下をあげている。
・発話がゆっくりまたは不明瞭になる
・錯乱または眠気を生じる
・手足の震え、こわばり
・反応が遅い、身体をうまく動かせない
・脈が弱くなる
自分や周囲の人が低体温症ではないかと思ったら、救急に電話すること。高齢者が冬に外出するときは、帽子やスカーフ、手袋を身に着け、体温が失われないようにする。緩めの洋服を重ね着すれば、洋服と洋服の間に暖かい空気の層を保つことができる。また、誰かに外出することを知らせ、充電した携帯電話を持つべきである。自宅を暖かく保つことも大切だ。高齢者の場合、室温を20℃以上に設定することが勧められる。他にも、洋服の下に長い下着をつける、靴下とスリッパをはく、帽子かキャップをかぶる、アフガン編みの肩掛けや毛布で脚と肩をおおうなどの工夫で、暖かく過ごすことができる。
また、高齢者は、使用している処方薬や市販薬が低体温リスクを高めるかどうか、医師に確認しておく必要がある。