暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「飲料水用の水道管は良い細菌であふれている?」という報告です。
飲料水用の水道管および水処理施設には、水の浄化に役立つ「良い細菌」の生態系が存在しているとの知見が報告されました。水処理施設および水道管の内側には、何千種もの有益な細菌がバイオフィルムと呼ばれる薄いコーティングを形成している。これらの細菌は、清浄な飲料水を供給するために、これまで考えられていたよりもはるかに大きな役割を果たしていることがわかったという。
本研究を行った研究者は、「これまで全く知られていなかった生態系が判明した。大規模なDNAシーケンシングやフローサイトメトリーなどを用いた結果、飲料水1mlあたり8万個の細菌がいることがわかった。飲料水用の水道システムに良い細菌がいるということは、体内で起きていることと同じことだ。私たちの腸は細菌であふれており、健康なときはたいてい、食品の消化を助け、免疫力を高めてくれる」とコメントしている。
今回の知見は、水道システムを最新のものにし、改善することが有用だと示唆する可能性がある。同氏は、「最終的には、給水システムの仕組みと質を制御することで、現在よりも効率良く、水の浄化に役立つ『良い細菌』の増殖を促せるようになるのではないか」と希望を述べている。