暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「マグネシウム摂取で膵臓がん予防?」という報告です。
十分な量のマグネシウムを摂取することで膵臓がんを予防できる可能性がある。これは米国の研究結果であり、マグネシウム摂取量が低下すると、このタイプのがんを発症するリスクが高くなる。
糖尿病は膵臓がんの危険因子と見なされており、マグネシウムは糖尿病と逆相関する。そのため、インディアナ大学の研究者らは、マグネシウムが膵臓がんの発生を予防するか否かを見出したいと考えた。
研究者らは解析を行い、膵臓がんとマグネシウム摂取との直接的な関連性や、年齢、体格指数(BMI)、性別、非ステロイド性抗炎症薬またはマグネシウムサプリメントの使用が何らかの影響を及ぼすかどうかを調べた。その結果、マグネシウム摂取量が100ミリグラム減少するごとに、膵臓がんのリスクが24%増加したことが分かった。年齢、BMI、性別、非ステロイド性抗炎症薬は影響を与えず、膵臓がんとマグネシウム摂取の関連性はマグネシウムサプリメントを摂取している人のみに見られた。
「膵臓がんリスクが高い人にとって、食事にマグネシウムサプリメントを追加することが、この疾患を予防する上で有効であると立証できる可能性があります」と主任研究者は述べた。一般集団は食事によって十分な量のマグネシウムを摂取するべきである。