暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「夜勤労働者は交通事故に注意?」という報告です。
夜勤労働者を対象とした研究で、仕事後に運転テストをすると3分の1以上が衝突に準じた事故を起こしたが、前夜に十分に眠った場合には、事故を起こさなかったことがわかった。米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院/ハーバード大学の研究が報告されました。米国では950万人超(労働人口の15%)が徹夜勤務または交代勤務をしており、居眠り運転は、2009~2013年の交通死亡事故の5件中1件以上、重大な傷害事故の13%に関連しているという。
同研究者らは夜勤労働者16人を対象に、閉鎖されたコースで2時間の運転セッションを2回行った。1回目のセッションの前夜、被験者は夜勤をせず、平均7.6時間の睡眠をとった。2回目のセッションの前夜は夜勤をしていた。セッションはいずれも日中のほぼ同じ時間に行った。セッション中は、覚醒状態から睡眠状態への移行を示すゆっくりとした眼球運動を伴う部分的な閉眼などの嗜眠状態の生理学的測定を行い、脳波図から短時間のマイクロ睡眠を測定した。
夜勤後の運転テストでは、37.5%の被験者が急ブレーキを使用し、半数近くが車を制御しつづけられず、早期に試験を終了した。睡眠に関連した運転能力の低下は、運転開始から15分以内に出現していた。同氏は、「夜勤明けは自分で運転して帰るのではなく、別の移動手段を見つけたほうがよい」としている。