暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「亀からサルモネラ?」という報告です。
小型のカメはサルモネラ菌の感染を引き起こす原因となり、その患者の大半は小児であるとの報告が、米国疾病管理予防センター(CDC)の研究者らにより発表された。
体長約10cm未満のカメは、米国では1975年以降ペットにすることが禁止されているが、CDCによると、ペットとして依然人気があるという。研究によると、2011~2013年に8件のサルモネラ菌の大流行が発生し、患者数は計473症例にのぼった。患者の平均年齢は4歳で、4分の1以上が入院した。患者の68%は、罹患する前の週にカメに触れたと報告し、うち88%が小型のカメだと回答した。多くの患者はカメと直接接触していなかったが、タンクや、タンクを洗浄したカウンターやシンクなど、カメが触れた表面に接触していた。
同氏らによると、ある大流行時にみつかったサルモネラ保菌生体を追跡した結果、ルイジアナの2つのカメ養殖場が特定されたという。養殖場の池の水からは大流行した菌株が発見された。 同氏は、「カメがサルモネラ菌をもっていることを知っている人は少なく、患児または保護者の約15%しか知らなかった。カメに直接触れたり水槽や水に触れたりしなくても、表面の二次汚染でもサルモネラ菌に感染する。カメなどの爬虫類は、5歳未満の小児がいる家庭や学校、施設で飼うべきではない」と話している。