暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「ホラー映画を見ると血が凍る?」という報告です。
恐ろしい映画をみると血液が凝固することがわかった。ライデン大学(オランダ)の研究が報告されました。中世には、極度の恐怖を感じると「血が凍る」―つまり血液が凝固する可能性があると信じられていた。Nemeth氏らはこの理論を科学的に検証するため、健康な若年成人24人を対象とした実験を行った。
同氏らは対象者を、ホラー映画をみてから1週間後に教育映画をみる群と、逆の順序で同じ映画をみる群に割り付けた。各映画をみる前とみた後の15分以内に血液検体を採取し、凝固活性を分析した。
実験の結果、ホラー映画は、教育映画に比べて「怖い」と感じられたことがわかった。さらに、ホラー映画をみた後では、教育映画をみた後に比べて、血液凝固第VII因子と呼ばれる凝固蛋白質の数値の上昇幅がはるかに高かった。
ただし、いずれの映画でも、その他の血餅をつくる蛋白質(トロンビン-アンチトロンビン複合体、Dダイマーなど)に対する影響はみられなかった。このため、恐怖は血液凝固のきっかけにはなるが、血栓などを形成する原因にはならないことが示唆されたという。同氏らは、「突然の恐怖に直面したときの血液凝固反応は、危険な状況下で失血した場合に備え、身体を準備させるものだ。進化上、重要なベネフィットがあったと考えられる」と説明している。