暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今日は「緑茶飲用で減少する疾患?」という報告です。
日本における大規模集団コホート研究において、緑茶の摂取が全死因および3つの主な死因の死亡リスクを減らす可能性が示唆された。わが国での研究において、緑茶の摂取量と原因別死亡率(全死因、がん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、外傷、その他)との関連を調査した結果が報告されました。
本研究で、1990~1994年に40~69歳だった日本人男女9万914人をフォローアップしたところ、18.7年の追跡期間中に1万2,874人が死亡した。緑茶摂取量と全死因および主な死因による死亡リスクとの関連について評価した。
主な結果は以下のとおり。
・男性における全死因死亡の危険率は、緑茶を1日1杯未満しか飲まない人と比較して、1~2杯飲む人では0.96倍、3~4杯飲む人では0.88倍、5杯以上飲む人では0.87倍であった。また、女性におけるハザード比は、順に0.90倍、0.87倍、0.83倍であった。
・緑茶摂取は、男女両方における心疾患による死亡率、男性における脳血管疾患および呼吸器疾患による死亡率と逆相関していた。
・緑茶摂取と全がん死亡率との間には関連が認められなかった。