暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「習慣的なコーヒー飲用で長生き?」という報告です。
これまで、コーヒー摂取と死亡・主要死因別死亡との関連を検討した前向き研究はほとんどなかったが、今回、わが国における前向き大規模研究により、習慣的なコーヒーの摂取が全死亡および心疾患、脳血管疾患および呼吸器疾患による死亡リスクを減らす可能性が示唆された。
本研究では、ベースライン調査において、がん、脳血管疾患、虚血性心疾患の既往のない40~69歳の日本人9万914人について、コーヒー摂取量と主要死因別死亡(全死因、がん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、外傷、その他)との関連を調査した。平均18.7年追跡調査を行い、その間に1万2,874人が死亡した。潜在的な交絡因子の調整後、コーヒー摂取量と全死亡および死因別死亡リスクとの関連について評価した。
主な結果は以下のとおり。
・男女とも、コーヒー摂取量と全死亡リスクとの間に逆相関の関連が認められた。
・コーヒーをまったく飲まない人と比べた全死亡の危険率は、コーヒー摂取量が1日1杯未満の人は0.91倍、1~2杯の人は0.85倍、3~4杯の人は0.76倍、5杯以上の人は0.85倍であった。
・コーヒー摂取量は、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクと逆相関していた。