暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「休日の寝過ぎで生活習慣病の危険?」という報告です。
仕事のある平日は早起きし、休日は遅くまで眠る習慣では、期待したほど疲れがとれないかもしれない。日常的な睡眠習慣が乱れ、体内時計にずれが生じると糖尿病や心疾患リスクが高まる可能性が、新しい研究で示された。「社会的時差ぼけは、個人の生物学的な概日リズム(体内時計)と社会的に課せられた睡眠時間にずれが生じることを指す。これまでの研究で、社会的時差ぼけがあると肥満や心血管機能の低下につながることが示されている」と米ピッツバーグ大学の研究者は述べている。
今回の研究は、自宅外で週25時間以上働く30~54歳の健康な男女447人を対象としたもの。対象者には睡眠時間と活動時間を記録するリストバンドを終日着用してもらったほか、運動や食生活に関する質問票にも回答してもらった。その結果、対象者のほとんど(約85%)は、平日より休日に睡眠時間が延長していた。残りの15%の対象は、逆に休日に早起きしていることがわかった。
また、平日と休日で睡眠時間の差が大きい人では、コレステロール値や空腹時のインスリン値が悪く、インスリン抵抗性が高く、ウエスト周囲長が大きく、体格指数(BMI)が高い傾向がみられた。この「社会的時差ぼけ」と代謝パラメータ悪化の関連は、身体活動度やカロリー摂取量などの生活習慣因子を補正後も認められた。