暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「万人向きのダイエットは存在しない?」という報告です。
食べ物が身体に及ぼす影響は個人差が大きく、人によっては健康的な食品を食べても血糖値が急上昇する場合もあることが、新しい研究で示され、今回の知見から、「万人向けのダイエット」は存在しないことが示されたとしている。
イスラエルの研究者らによる今回の研究では、18~80歳の健康な男女800人を対象に、スマートフォンアプリを用いて食事内容を含めた毎日の活動を1週間記録させ、持続血糖モニターで食後2時間値を測定した。
対象者には普段の食事をとってもらったが、朝食には同一メニューのものを提供した。夜間絶食後に朝食後の血糖応答を比較したところ、食べ物への反応に個人間で大きな差がみられた。血糖値を上昇させる食品には、精白パン、ジャガイモ、インスタントのオートミール、一部の果物などが挙げられたが、トマトが血糖値を急上昇させたと思われる女性もいた。
一方で、米サウスフロリダ大学の研究者は、食べ物に対する短期的な血糖応答に準じたダイエット法が“健康的”である保証はなく、「健康維持に必要な栄養素を満たせるかどうかが気がかりだ」と疑問を呈している。また、食後血糖値の変動には運動などの他の因子も関与しており、このダイエット法は「現実的ではない」とも指摘している。