暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「全てを万遍にの食事はダメ?」という報告です。
同じようなものをあまり食べないようするという意味の食事の多様性は以前からよく知られている。しかし、あまり効果的ではないようである。なぜならそれは食事の質の低下と代謝の健康の悪化に関連する可能性があるからである。これは米国の研究結果であり、テキサス大学とタフツ大学(ボストン市)の共同研究者らはアテローム性動脈硬化の多民族研究に参加した6,814人のデータを解析し、さまざまな尺度で食事の多様性を評価した。
研究チームは研究開始5年後の胴回りおよび10年後の2型糖尿病発症と、食事の多様性との間にどのような関連性があるかを評価した。 胴回りの増加または糖尿病発症との間には関連性は見られなかった。すなわち、食事の多様性は良好な転帰と関連しなかった。最も多様性の高い食事をしていた人は実際、胴回りの増加が大きかった。また最も多様性の低い食事をしていた人に比べて、胴回りが120%増加した。
研究者らは食事の質を解析したところ、多様性(食物の相違点によって判定)の高い食事をしていた人の食事の質は実は良くないことが分かった。"「多様性の高い食事する人は果物や野菜などの健康的な食物をあまり食べず、加工食品やデザート、ソーダなど健康に良くない食品を多く食べていました」"と研究著者は述べた。"これにより、食物の相違点が多いことと胴回りの増加との間の関連性を説明することができた。" "「最も健康的な食事をする米国人の場合では実際、摂取する健康的な食物の種類は比較的少ないです"」と別の研究者は述べている。"現代の食生活において「すべてを満遍なく適度に」食べることは実際には、健康的な食物の種類が少ない食事よりも良くないことを同研究結果は示唆している。"