暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「ダイエットの鍵は遵守率?」という報告です。
脂肪の少ない肉や魚介類、豆類などを中心に摂取する「低脂肪ダイエット」は、他のダイエット法に比べて減量効果に優れるわけではないことが、新しい研究で示された。「長期にわたり減量を成功させるのに、低脂肪ダイエットは高脂肪ダイエットより効果的とは言えないことがわかった」と、研究を主導した米ハーバード大学の研究者は述べている。減量成功の鍵は、“どのダイエット法を行うか”よりも、“ダイエット法をどれだけ遵守できるか”にあるようだ。「ダイエット法を長期間続けることこそが、そのダイエット法で減量が成功するかどうかには重要だ」と、同氏は述べている。
本研究の解析の結果、低脂肪食を摂取した対象者でも減量効果はみられたが、1年以上の追跡期間において、低脂肪食よりも低炭水化物食を摂取したほうが体重が約0.9kg多く減少していた。また、低脂肪食と高脂肪食の間で減量効果に差はなく、低脂肪食が減量効果に優れていたのは、一般的なダイエット法と比較した場合だけだった。なお、今回の研究における低脂肪食は、脂肪を厳しく制限したもの(カロリーの10%以下)からカロリーの30%の脂肪を認める緩やかなものまで幅広かった。
この研究から得られる教訓は、「脂肪の多い食べ物を過剰に摂取しないこと」だと、同氏は述べている。さらに、同氏は「数々の減量法があるが、その中で減量に最適な方法は1つだけとは限らない」と述べており、減量したい人は、自分の好みや文化に合った減量プログラムを見つけるとよいとアドバイスしている。
減量を成功に導くための同氏からの助言は、自分のライフスタイルに合った食事プランをデザインしてくれる栄養士に相談することだという。また、日常生活に運動を取り入れること、減量は応急措置ではなく健康面での長期的な目標とすべきことも付け加えている。