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若い時の食事は後の心臓の健康にプラス?

佐藤浩明

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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「若い時の食事はと後の心臓の健康にプラス?」という報告です。

 若い時の健康的な食事は後年の心臓の健康にプラスの効果をもたらす。米国の研究によると、果物と野菜の摂取量が多いことと、後年に石灰化プラークが発生する可能性が低いこととの間には関連性があるという。
 ミネアポリス心臓研究所の研究者らは研究対象者2,506人のデータを解析した。研究者らは研究対象者の若い時のライフスタイルと食習慣を評価し、果物と野菜の摂取量に基づいて研究対象者を3つの群に分けた。上位3分の1の女性は毎日、ほぼ9サービングの果物と野菜を食べた。男性は平均で1日あたり7サービングを食べた。下位3分の1の女性は1日あたり3.3サービングを摂取し、男性は2.6サービングを食べた。20年後、アテローム性動脈硬化症の有無やプラークの量をCTスキャンを用いて評価した。
 果物と野菜の摂取量が最大の人は最小の人に比べ、石灰化プラークのリスクが26%減少することが研究結果で分かった。「健康的な食事は年をとるまでしなくてもいいと考えるべきではありません。若い時の食べ物は高齢になった時に食べる物と同じくらい重要である可能性を我々の研究は示唆しています」と研究者は述べた。
 研究結果は健康的な食事をするための取り組みが重要であることを浮き彫りにする。今後さらに研究を行って、若い時に食べていたその他の食品が心血管系にもたらす影響も解析する必要がある、と科学者らは話す。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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