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コラム
ピロリ菌に関するお話!
2015年10月5日
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は‘ピロリ菌’に関するお話しです。
皆さんはご自身の胃内にピロリ菌がいるかどうかを調べたことがあるでしょうか?ピロリ菌は今から約30年前に発見された慢性胃炎や胃潰瘍の原因となる細菌です。ピロリ菌は幼少時に井戸水などを介して口から入るとされており、一部の方では胃内に定着して胃炎を起こし、ひいては胃がんの原因にもなると考えられています。
日本では2013年からピロリ菌陽性の慢性胃炎に対して除菌治療が保険適応となり、近年当クリニックでも積極的に除菌治療を行っています。世界保健機関(WHO)によるとピロリ菌の除菌によって将来的には3-4割程度、胃がんの発生が予防出来ると推測されています。
ピロリ菌の除菌治療には胃酸の働きを抑える薬剤と抗生剤2種類の計3剤を1週間投与します。抗生剤の服用により口の苦みや軟便・下痢などの副作用が起こることもありますが、大部分は軽微なことが多く服薬中止に至る場合はまれです。現段階でのピロリ菌の除菌率は8割程度ですが、不成功例では2回目の除菌治療も認められており、除菌率はさらに高率です。
今までピロリ菌を調べたことがない方は内視鏡検査を受ける際はピロリ菌の有無をチェックしてもらい、陽性であれば除菌治療を受けることをお勧めします。
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