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佐藤浩明プロは福島放送が厳正なる審査をした登録専門家です

ストレスでも眼精疲労?

佐藤浩明

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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「ストレスでも眼精疲労?」というお話です。
 目の疲れはよく感じる症状かも知れませんが、しばらく目を閉じればすっきりする程度なら単なる「目の疲れ」と考えられます。しかし、「目の疲れが悪化し、“眼精疲労”の状態ともなると、短時間のパソコン作業すらつらくなります。眼精疲労の際の目の症状としては、目が疲れる・ぼやける・かすむ、目が痛い、充血する、目が重いなどがみられ、体の症状として肩こり・倦怠感・頭痛・めまい・吐き気などが起こることもあります。
 眼精疲労の主な原因としてはインターネットや携帯電話などの使用による「目の使いすぎ」が一番多いと言われています。さらに近視・老眼などで使用するメガネやコンタクトレンズが合わないことによっても起こりやすいとされています。特に老眼は40代半ばから60歳ぐらいの間に急速に進むものですが、この年齢は眼精疲労の患者さんの年齢層のピークと一致しており、老眼が眼精疲労の大きな原因となっていることが分かります。
 近頃は色々な病気の原因とも考えられるストレスが眼精疲労を引き起こすことも多いと言われています。目のピント合わせは自律神経の働きで、特に意識しなくてもできます。しかし、精神的なストレスで自律神経の働きが悪くなるとピントをうまく調整できなくなって眼精疲労を起こし、吐き気や倦怠感も併発すると言われています。ストレスによって血の巡りが悪くなり、さらに自律神経のバランスも乱れてくるので、肩こりや不眠、不整脈、そして吐き気などを感じることもあるのです。その症状がイライラにつながり、さらに症状を悪化させることもあります。
眼精疲労といって目のことばかり気にかけて、眼科医に受診しても治らないことも多く見受けられるようです。根本原因であるストレスを解決しない限り、上記のような症状は続くと考えられます。まず、心(精神面)や体の健康状態をチェックすることが大切で趣味を見つけたり、旅行・スポーツを楽しんだり、おいしいものを食べたりして自分なりのストレス解消法を見つけることが治療の近道と言えるでしょう。そして疲れを取り除くために十分な睡眠をとることが大切です。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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