暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「早食いで肥満はホント?」という報告です。
食事の早食いは体格指数(BMI)の増加や肥満と結びついていることが、研究解析から明らかになった。肥満者に対する食事指導では摂取量や摂取内容だけでなく食行動そのものへの介入も必要とされるが、食べる速さと肥満との関連は、まだ十分検討されていない。そこで本研究者らは、両者の関連を評価した研究の解析を行った。
食べる速さとBMIとの関連を見ている論文解析の結果、早食いの人は早食いでない人に比べ、BMIの平均値の差が1.78であり、早食いの人の方がBMIは有意に大きいという結果になった。
また、食べる速さと肥満度(BMI≧25を肥満と定義)との関連を見た論文解析でも、早食いの人が肥満となる危険率は、早食いでない人の2.15倍と高率だった。このような関連が認められた理由は、早食いに伴う摂取カロリー量の増加、食後のペプチドなどの分泌低下、咀嚼の減少によるヒスタミン神経系の不活性化などが考えられという。
同研究者は「早食いは明らかに過体重と関連しており、肥満の食事指導に際しては食べる速さにも注意を向ける必要がある」と結論した。