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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「子供は外に預けても攻撃的にはならない?」という報告です。
保育所に預けても、小児の攻撃的行動につながることはないようだ―こんな研究結果が米ボストン・カレッジ教育学部の研究で報告されました。ノルウェーで保育所に通っている小児約1,000人の親に、小児が生後6カ月、1歳、2歳、3歳、4歳のときにインタビューを行った。また託児所の保育士には毎年、殴る・押す・噛むといった攻撃行動について報告してもらった。
その結果、2歳時点では、早くから託児所に来ている小児の攻撃レベルは遅くに通い始めた小児よりも高かった。ただしこの差は最終的に消失し、4歳までの時点では、保育所に通うことで小児の攻撃性が高まるリスクを示すエビデンスはみられなかった。
同研究者らは、「もし実際に、長時間の継続的な親以外による保育が小児の高い攻撃性を引き起こすのだとしても、1年の育児休暇をとってその後に質の高い保育所に入ることにより、そうした結果を避けられると本研究は示唆している」と話す。ノルウェーでは、ほとんどの親が最長1年の育児休暇をとるという。
「公衆的観点からみると、今回の結果は、親以外による早期保育が及ぼしうる害に対する両親の不安を和らげるため、重要だといえる」と同氏らは述べており、小児の言語発達および学習における保育所の便益を検討する予定だという。