暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「気候の変化は急性心臓病の原因?」という報告です。
8月~9月にロンドンで開かれた学会で発表された日本の研究によると、低温、急風速、低雨量、より低い最低湿度が急性心不全症候群(AHF)の発症に寄与しているという。 気候条件が心血管疾患の発症に関連することは、よく知られているが、急性心不全の発症に対する天候条件の影響は依然として不明である。
京都府立医科大学の研究者らは、AHFのために入院した患者を登録した多施設共同研究である、京都急性心不全レジストリーからのデータを抽出した。2013年4月~2014年3月にかけて、患者194名がAHFのために入院した。研究者らは、気象庁から得られた現地の気候パラメーターとの関連性を調べた。
その他の要因で調整した後、研究者らは最低湿度の前日との差と前日二日間の平均最高雨量 がAHF症候群発症の独立危険因子であることが実証された。最大瞬間風速の前日との差 と前日の最大気温は、AHFによる入院を予想できる傾向を示した。